くせっけデザインのブログ

くせっけの人に幸あれ。

収入の目処がないのにフリーランスになった最初の1ヶ月を振り返る。

これまでの記事で市役所を退職したことやフリーランスになるための手続きを行ったことを書いてきた。 

 

僕のように収入の目処がないのにフリーランスになった人間は珍しいと思うので、仕事を辞めてから最初の1ヶ月をどう過ごしたかを振り返ってみた。

結論を先に言うと、ひとまず現在はなんとかなっている。もちろん収入は圧倒的に下がっているが、精神的満足度は非常に高まった。僕自身一週間先も見えない中でも、ここまでは前に向かって進んでこれたと思っている。

 

①ポジティブなコミュニティに飛び込んだ

退職してまず行ったことはポジティブなコミュニティに飛び込むことだった。
会社にいれば気軽に同僚と話をして気持ちを発散できたり、自分に負けて怠けることも少ない。そんな状況から一人になるということは、どれだけ気持ちを奮い立たせて行動できるかが重要だ。自ら感情をコントロールすることはなかなか難しい。だから僕はポジティブなコミュニティに飛び込むことで熱量を引き上げてもらったのだが、結果的に次の行動に繋げることができた。

②ゆるいセルフブランディングをした

コミュニティに飛び込み闇雲に人に会って話すより、荒削りでも自身をアピールできるツールがあった方がよいと思い、急いで個人の名刺を作った。話題にもなるし、フリーランスに貴重な人脈にも繋がる。更には各種SNSや自身の考え方を載せた簡易的なHPを作成し、名刺にQRコードを印字した。

やりたいことが明確になっていなくても、その方向性を表現することはできるし、それにより他者からのイメージが絞られれば良い仕事が近づいてくる確率も上がることを実感した。他愛もないことでも、自身の考えを発信することは名刺の情報量を増やすことになる。

③自分にタスクを与え続けた

いつかTHreadsの書き込みで見た文章が印象に残っている。「考えればネガティブになる。感じればポジティブになる。」という一文。当時の僕を的確に表していたと思う。予定がなく行動していないと余計なことを考えて不安に感じてしまう。だから無理やりにでも予定を詰め込んだ。小さな仕事や勉強会、旅行だったり遊びでもいい。行動を止めなかったことは精神的によい効果があった。

④多様な方と対話を重ね、自分の強みを認識した

僕のようにこれといったスキルがない場合、いち早くそれを言語化する必要がある。社会人経験の少ない方ならどんな仕事でもチャレンジしてみることに価値があると思うが、12年間社会人経験をした身としては自分で気付いていな価値に気付き、これから培うスキルと掛け算したい。
自分のことを知るにはさまざまなバックボーンを持った多様な方と数多く対話し、その反応やフィードバックにより気付く努力をする他に難しい。自分の性格特性や価値が浮かび上がりつつあり、仕事をつくる良い検討材料になりつつある。

⑤日々の活動を妻に説明し続けた

収入が安定しないフリーランスの活動は家族の応援なしには成立しない。特に僕のように仕事の目処がないなら尚更だ。そういった中では自分が日々どんな行動をして何を得ているか細やかに説明し続ける必要がある。僕は日々の体験を直に話しているが、こういったブログも効果的だ。妻はブログを読んで僕の日々のできごとを追体験してくれており、最終的に収入に繋がりそうな行動をしていることを認識してくれている。

さいごに

直接収入に結びつく行動は少なかったものの、市役所に勤めていた時より慌ただしい一カ月を過ごした。それでも自分の直感やワクワクを基に行動し、将来に向けたお金以外の財産を積み重ねることができたと思っている。

あてもなく仕事を辞めた方の参考に少しでもなったらこの上なく嬉しい。