くせっけデザインのブログ

くせっけの人に幸あれ。

フリーランスとベンチャー企業でダブルワークを始めたら。

試したかった新しい働き方

ダブルワークは、市役所を辞める前からイメージしていた働き方だった。

フリーランスをしながら週3〜4日どこかの会社で働く。せっかく職を変えるのだから時間の使い方の自由度を高めるべく1か所で週5日間働くスタイルは避けたい一方、フリーランスとしていきなり0から仕事を作っていくというのもハードルが高い。そのような考えから間を取ってダブルワークという働き方の実現を当面の目標としていた。

ご縁で勤務先が決まる

市役所を退職して1か月半、僕の師匠の1人と言うべき方から素敵なご縁を頂き、ものづくりのベンチャー企業で修行させてもらうこととなった。

社員は10名の小規模な会社。しかも半数は別の都市にあるオフィスにいるので普段顔を合わせるのは片手で数える程度のメンバーだ。

前職は保育士や作業員までも含めると職員数は2万人という大組織だったので、トップの意向を直接肌で感じることはないし、どう動いても歯車の一部という感覚から抜け出せなかった。

だから次に所属するとしたら対照的に少人数で全体を俯瞰でき、自身がリスクを取れるような環境で働いてみたいと考えていたので理想的だった。イメージどおり一人当たりの仕事の幅が広い。まだ数%も目にしていないが、前職とのあからさまなスピード感の違いにワクワクが止まらない。

勤務先の条件

新しい会社についてはまた別の記事で書きたいと思うので、今回はダブルワークについて深掘りしたい。この働き方は副業が許されていない市役所ではもちろん不可能だった。

もちろんどんな会社でもよいとは思っていなかった。

  • 少人数だからこそポジティブな人間関係であること。
  • トップとの距離が近いからこそ理念に共感できること。
  • 将来の糧になるとともにフリーランスの仕事との相乗効果があること。
  • 上記を満たしていれば業務委託やアルバイトなど雇用条件は何でもよい

など、自分の中に基準を設けて職探しをしていた。

予想外だったこと

前職を辞めてからというもの予期せぬ展開がいくつかあったが、当初の予定と大きく違ったことが一つある。それは時間がかかると思っていたフリーランスの仕事が先に充実し出し、一方すぐに見つかると思っていた勤務先がなかなか見つからなかったことだ。偶然のような出来事があったりしたものの、明確なスキルのパッケージもなくフリーランスになった身としては意外だった。よくよく考えてみると会社探しの基準がまあまあ高かったのだ・・・と思う(妥協できなかった)。

これから味わってみる

まだ駆け出しの身ではあるが、このダブルワークという働き方は性に合っている気がしている。
会社の方も気を遣って勤務日を固定せず流動的な予定に合わせてくれているので、7日間の使い方が自分次第になった。フットワーク軽く面白そうな仕事が見つかれば反射的にエントリーできるし、お誘いがあれば前のめりで参加できる。独立したばかりの人間にとってはありがたく愉快な環境だ。

今後この環境をどう操っていけるか楽しみだ。
好奇心旺盛な方におすすめできるよう、色々と実験してみたい。