くせっけデザインのブログ

くせっけの人に幸あれ。

自分のできることに値付けをするのは難しい

フリーランスになってからの大きな悩みだ。
といっても、同じ立場の方や起業家の方も似たような悩みを抱えているらしい。

フリーランスになって手始めに行ったのはクラウドソーシングサイトでスキルを出品したことだ。
これは以前記事にも書いた起業家育成プログラムの課題としてチャレンジしたのも一つの理由だが、自分のスキルが価値になるか手軽に調査するには向いていた。
しかし、値付けに関して全く基準がなかったせいでなかなか大変な仕事を破格で受けたこともあった。

それはそれでファーストステップとしては良い練習になったし、顔の見えない相手とのやりとりにおけるポイントも学ぶことができた。特に、オンライン上で感情のやりとりがない仕事は僕に向いてないことが一番の気付きだった。

その後は対面のやりとりからデザイン関連の仕事を受ける機会が出てきた。ここであらためて悩むのがタイトルにある値付けだ。

僕の考えに共感してくれる方はたいてい僕もその方を応援したいという気持ちになることが多いので、本気で取り組むことはわかっているのに安く請け負ってあげたい気持ちに駆られてしまう。

今後、プロとしてこの思考と戦っていかなければいけないと強く感じている。

しっかり対価を受け取って、120%の価値を提供する努力をする。「どうせ安く請け負っているしな・・・。」といって完成度を下げることは逆に自分自身の価値を下げることに繋がる恐れすらある気がする。

これまで市役所でまちづくりの仕事をしていたことで数字に表せないギブの精神は培われた。フリーランスになった今は、そこに具体的価値を付けるテクニックを身に付けなければいけないと思う。

ただし信念としてお金儲けには走りたくない。行動指針「人間らしさをデザインする」に従って、人の豊かさや笑顔を生むためにエネルギーを使い対価を受け取りたい。クオリティや希少性を高めて自身の価値を上げる。

そういった道を進んでいきたい。