くせっけデザインのブログ

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無職になって気付いたこと5選

以前の記事にも書いたように仕事を辞めて「無職」になった。

 

正確に言えば通信の大学に通っているので「学生」を名乗ることはできるが、このままだと生活を維持できないという意味では胸を張って「無職」と言える。

 

多くの方は仕事を辞めるにしても転職先やフリーランスもしくは起業といった仕事の見込みを立ててから辞めると思うので、今自分が置かれている状況は少し珍しいと思う。

 

そういった中でいろいろと感じたことがある。

 

この記事が何の役に立つかわからない。これから仕事を辞めようとしている方の参考になるのか、同じような状況の方に共感してもらえるのか、数年後の自分が見て懐かしむことがてきるのかはわからないが、ともかく行ってみよう!

 

 

①社会との関係が一気に切れる

 

いきなり重いが退職翌日、そこには静寂があります。仕事の関係の「仲が良いレベルの同僚」との関係は無になる。

仲が良いというのは仕事をスムーズに進めるための行動の一環なので、友達とは違うとあらためて気付いた。退職は本人にとって大きなイベントだが、残るメンバーにとっては数あるイベントの一つでしかないので、明日以降のスケジュールの方が重要だ。

 

30代前半の自分でもそう思うので、長年組織に勤め、これから定年退職される方はかなり注意が必要だと感じた。「俺はそんなことはない。職場でも人望がある。」と思っている方ほど危険だと思う。よく考えれば、同僚以上の関係になっている方はもやは同僚とは言わず友人と呼んでいるはずだから。

 

会社以外の「社会との接点」を持っている人は強いと思った。

②メンタル維持の重要度が格段に上がる

「病は気から」とはよく言ったもので、的を射ていると思う。例えばストレスから解放されるために衝動的に仕事を辞めたとする危険だ。

様々な職を経験して、食べていくためのスキルに自信がある方ならともかく、僕のような一か所でしか勤めたことのない人間にとっては環境の変化が大きな不安になり得る

 

人とコミュニケーションを取る機会が減ることや将来への不安が増していくと塞ぎ込んでしまうので、そうならないようメンタルの維持がとても重要になると思った。職探しにしても何をするにもメンタルは大切なので、この対策は絶対に抑えておきたい。

③世の中にはかなりの種類の仕事があることを知る


この記事を読んでいる皆さんがもし仕事を探すことになったら、まずどういった方法で着手するだろうか。

 

手軽にできるのはネットで仕事を探すことだと思うが、この場合にも様々な方法があると感じた。僕は近年テレビで頻繁に広告が流れている転職サイトとはかなり相性が悪かった。

 

このようなサイトは転職のスピード感を重視するため、マーケティング、営業、マネジメント、人事、経理など多くの会社には存在するであろう「言語化しやすい業種」に絞っている。

 

言語化しにくい仕事や僕のようにニッチな業界でしか仕事していない人には取っ付きにくい。

 

僕がやってきたまちづくりの仕事は、無理やり言語化すればコミュニティマネジメントや新規事業開発と言えるのかもしれないが、この「幅広いニュアンスを含む言葉」は認識の違いからミスマッチを起こしやすい気がするので、安易な選択には注意が必要だと思った。

 

自分がどんな仕事に向いているのか知りたいのであれば、とにかく様々な方と対話することをおすすめしたい。新しく出会った方とのコミュニケーションを取れば取るほど相対的に自分の良さが浮き出てくる。

 

それが自分探し、ひいては仕事探しのヒントになることを実感している。

④お小遣い稼ぎくらいなら意外とすぐにできる


「今後のキャリアに繋がるよう、自分のスキルで一週間で一万円稼ぎなさい。」と言われたら皆さんはどうするだろうか。退職直後の僕は全くイメージができなかった。

 

一つ前の項目と重なる部分もあるが、自分には当たり前にできるけどお金になることは割とある。

 

これを試してみるには前述のように業界の違う方と対話する他、クラウドソーシングサイトの利用をおすすめしたい。僕はこれまで副業を経験したことがないので、クラウドソーシングサイトは自分がどれだけお金になるスキルを持っているか、どんな需要があるのかを実験する場には向いていた。

 

ただし、(外注なので当たり前だが)雑なコミュニケーションが多いので数ヶ月チャレンジしてみるにはいいが長期的に継続するほどのものでもない。世の中にいい加減な仕事も一部あることを知れる社会勉強の場としては悪くない。そのような仕事には関わらないよう、強くアンテナを張っていた。

 

副業可能な会社に勤めていて、会社を辞めたいと思っている方にはぴったりなファーストステップだと思う。

⑤曜日感覚がなくなる


最後は割とシンプルに、月曜とか週末とかの曜日感覚なくなる。心の持ちようで変わってくると思うが、今僕はほんのりワクワクしているので、毎日が木曜日といった感じだ。

無職になって気付いたことを5つ選んでみた。
感じ方はそれぞれあると思うが、とにかくメンタルを明るく保つことに力を注ぐ必要性を強く感じた。組織に属していたら気付けないことだと思うので、新しい気付きだった。