くせっけデザインのブログ

くせっけの人に幸あれ。

人付き合いに疲れたらコミュニティデトックスを。

人付き合いはポジティブなことだけど

人間という言葉は個々の「人」を意味するだけでなく繋がりや世間・社会を意味するように、人にとって他者との関係性は切り離せない永遠のテーマだ。

人と関わったりコミュニティに属することは一般的にポジティブなこと。

話の合う人同士で集まれば一人では味わえない充足感に包まれるし、新しい出会いで自分の可能性が広かったりする。積極的にコミュニティに飛び込めば人間関係は広がり、それに応じて体験の数も増えていく。人が人を呼び、連鎖的に繋がりが増えていくこと経験は複数のコミュニティに関わったことのある人ならば味わったことがあると思う。

コミュニティ疲れした方と話して

ポジティブな要素が多い人付き合いだが、僕の周りにはコミュニティに飛び込み続けた結果、人付き合いに疲れたりコミュニティ疲れする人も中にはいて、たまたまそんな方と立て続けにお話する機会があったから僕自身も考えさせられた。

自ら人間関係を求め、更にはある程度選択してコミュニティに飛び込んだにも関わらず、疲れてしまうのはなぜだろうと考えてみた。

疲れてしまう原因は何?

①深く知ることでしがらみが見える

人が集まる場において誰もが一定満足できる関係性を維持するのは難しい。関係性が深まるほど上下関係や古い価値観・慣習などが目についてしまう。側から見ればほっこりするような、居心地の良さそうなコミュニティにも深く関わればしがらみの力学が見えてくる。そういったギャップに困惑する方もいると思う。

②価値観の違いが表出する

人はそれぞれ異なる価値観を持っていて、一定のテーマや目的に応じて共鳴することができるが、関係性が深まり個々の考えを深掘りしていくとボタンの掛け違えが起こったりする。例えばボランティアで街を盛り上げるイベントに参加したとして、シンプルにお祭りごとや人と関わることが楽しいと思える人もいれば、これはお金を貰わないとやってられないと思う人もいる。ゆるさに居心地のよさを感じられる人もいれば、人が関わる以上カッチリやりたい人もいる。

どちらが良い悪いということではなく、人の価値観は異なることを念頭に置き続ける必要がある。

モヤモヤしたら飛び出そう

コミュニティ疲れの原因は他にもあると思うが、こういったモヤモヤを抱える方は責任感が強かったり細やかなことに気が回る方が多いように思う。

せっかく知り合ったからとはいえ、「思っていた場所と違う」と思ったら離脱することも時には必要だと思っている。一番よくないのはモヤモヤし続けたまま輪の中に残り続けること。最初に書いたように人と人の繋がりはポジティブなことが多いはずなのに、それがストレスの原因になってはいけない。特に仕事ではなく、ボランティアや趣味の集まりならば尚更だ。

ネットやSNSから距離を置いたときに快適さを味わうデジタルデトックスのように、人付き合いにおいても「コミュニティデトックス」を意識してみるのも大切だと思った。