くせっけデザインのブログ

くせっけの人に幸あれ。

久々に面接を受けて思った。「自己を提示する場」の心構え

5年ぶりの面接

かなり久しぶりに面接を受けた。
地元で行われる、とある事業のスタッフ募集に興味が湧きエントリーしたことがきっかけだ。

思い出してみると、市役所で働いていた時代に異動先の公募制度にエントリーしたときに受けた面接が最後だと記憶しているので5年ぶりくらいになる。

近年の面接スタイル

面接といえばお固い雰囲気の中で一問一答のやりとりがされる旧来のスタイルから、近年は「カジュアル面談」と言われるフランクな雰囲気の中で価値観のすり合わせを行うといった手法も出てきている。

今回はどのようなスタイルで面接が行われるか楽しみだった。少し緊張しながら会場に入ると、ベースは旧来の面接スタイルだと即座に感じた。僕にとって新鮮だったのは先方のスタッフにオンライン参加の方がいたことだが、コロナ禍に就活や転職をした方にとってはもはや当たり前のことだろう。

面接ってホント嫌だよね・・・。

話が逸れるが僕はお固い面接スタイルが苦手だ。まず「あの空間」が嫌い。選ぶ側と選ばれる側がはっきりと分かれたレイアウトと濁った空気は受ける側の緊張感を増幅させる。

緊張すると人の良さや本音は出なくてなるし、ピリピリしたプレッシャー耐性が求められる仕事のテストでない限り、この空気感は時代遅れだと思う。

一問一答のやりとりも人と人の自然なコミュニケーションの形ではない。双方がフラットな対話形式が理想だ(今回は有難いことにフラットな雰囲気だった)。

面接に臨むときの心構え

様々な雰囲気の面接があるが、僕が面接に臨む上で決めていることは、台本があるかのように先方に気に入られるようなことを言うのではなく、自分のキャラクターを可能な限りさらけ出した上で、後はご縁に任せるといった心構えだ。

面接のために用意した言葉で話すということは、後々キャラクターの認識に齟齬が生まれ双方にとってストレスが溜まる原因となり得る。お互いが「こんなはずじゃなかったのに」というミスマッチが生まれてしまう。

自分をさらけ出した上で落としてもらう方がむしろ、「今回は自分の出番ではないのだな」と前向きに捉えて次のチャンスを探すことができ、自分の価値観や性格特性に合う場所で活動できる精度が高まる。

ご縁ってそんなもんだと思うようになってきた。

今回の面接でも、もともと取組の理念が僕の考えに近しいと感じていたこともあり、自分の考えや想いを全て吐き出した。僕がそこに求められるキャラクターだったかどうかはご縁に任せる。結果に一喜一憂しないから精神的にも健康だ。

正確な言葉でなくてもいい。思い切って話す人の姿勢は相手に届く。面接の受け手は決してロボットじゃないことを伝えよう。

面接な苦手な人は多いと思うが、こういった心構えで少しでも気楽に臨めるといいなと思った。