くせっけデザインのブログ

くせっけの人に幸あれ。

スーツより格好いい男性のファッションは存在しないのでは?という持論。

スーツは格好いい。

不特定多数の方に「好きな男性のファッションは?」と聞いたら、スーツと答える方が多いのではないでしょうか。現代ではファッションも多様化・細分化しているので多くの男性が身に付ける共通の装いであるからということも多分に関係すると思うけど、それでもスーツは格好いい。というか、大好きだ。

ここで言うスーツとは近年のカジュアル化の風潮も踏まえた、オフィスカジュアルな装いや休日用のセットアップも含めた意味で書いています。

まず何より、年齢を選ばない。

しっかり着こなすことは前提だけど、若い方が着るとフレッシュで誠実さを、歳を重ねた方が着ると渋さや寛容さを醸し出す。日本のファッションのメインターゲットは流行に敏感な1020代が中心だと思うけれど、スーツの着こなしに年齢は関係ない。それどころか歳を重ねるごとに魅力が増していく。

 

次に、極端に流行に左右されることがない。

僕がスーツや革靴を中心としたテーラードファッションに夢中になったのも、「毎年服を買っているなぁ」というシンプルな疑問を持ったからだった。作為的なトレンドはたびたび更新され、これまでの流行を否定する。細い服が流行ったと思えば次の年には太いシルエットが売り場に並んだりするが、スーツにはそれがない。一切変化していない訳ではないが、その変化の流れがとても緩やかで、一着を永く楽しむことができる。

 

次に、ちゃんと着こなし方に基礎があること。

ファッションやデザインはよく「センス」という言葉で表現され、敬遠されがちだが、スーツの着こなし(細かく言うとサイズ感や色・素材の組み合わせ方)には一定のルールがある。これは知識として頭に一度入れてしまえば誰でも再現可能なので失敗することがない。図書館で本を一冊借りてくれば理解できるし、休日の着こなしにも応用できる。

 

とにかく便利なカジュアル素材・色のジャケット。このように休日スタイルにも使えるし、シャツとネクタイを合わせれば適度に力の抜けた今風オフィスカジュアルが完成。

このジャンルのファッションは一般的にもキレイめとして好印象を持たれることが多いし、レストランや美術館に行く場合も同行者やその場のスタッフに悪い印象を与えることはまず無いと思う。

 

ジャケット、スラックス、シャツ、そして華やかさの象徴であるネクタイの組み合わせは多岐に渡り、デザインにも通ずるところがあって悩むのが楽しい。

 

(だからこそこれからの暑いシーズンはあまり服選びを楽しめないのだけど・・・。)

 

流行を追い続けることは年齢とともに難しくなってくる。だからこそスーツ(とそれに準じた装い)の変わらない魅力をより深く楽しんでみてはいかがでしょうか。僕も勉強し続けたいと思います。

 

語らう友達が欲しい汗